令和8年(2026年)3月20日から22日の3日間、庄原市口和地域を中心とした市内各所において、「庄原さとやま留学(お試し)」を実施いたしました。今回は全国各地から9名の参加者を迎え、2泊3日の行程で本市の魅力と地域づくりの現場を体感していただきました。

■1日目

全国各地から9名の参加者が集まり、オリエンテーションがスタート。はじめましての顔合わせに、どこか緊張感のある空気の中での始まりとなりました。

その後は、お餅づくり体験へ。つきあがったお餅を丸めながら、おはぎやピーナッツ餅など、さまざまな種類のお餅づくりに挑戦しました。手を動かすうちに少しずつ会話も増え、参加者同士の距離もゆるやかに縮まっていきました。

夜は、口和町の地域の方々との交流会。羽釜で炊いた熱々のおにぎりやお蕎麦、手づくりのお漬物など、心のこもった料理が並びました。デザートには、昼間にみんなで作ったおはぎも登場。食卓を囲む中で、地域の方のあたたかさに触れ、和やかな時間となりました。

■2日目

朝は、宿泊施設「鮎の里」での朝食からスタート。朝食には鮎も並び、地域ならではの食文化を味わいました。

午前中は「しいたけ農園みやの」を訪問。しいたけができるまでの工程について学び、参加者からも質問が飛び交いました。実際に植菌作業も体験し、普段何気なく食べている食材の背景にある手間や工夫を知る機会となりました。

午後は「たなべ牧場」へ。牛への餌やりや除糞作業など、日々の仕事を体験。さらに、共進会に出る牛の散歩も行い、大切に育てられている様子を間近で感じることができました。

食や農の現場に直接ふれる一日を通して、地域で営まれる暮らしのリアルと、その積み重ねを体感する時間となりました。

■3日目

3日目の朝、息も白くなる寒さの中、ウェットスーツへと着替える、さとやま留学生たち。出発前に記念撮影をし、庄原市におけるラフティングの歴史を聞かせてもらった後、出発地点へと車で移動します。実際に自分たちでボートを膨らませ、準備運動と注意事項を聞いていよいよ川の中へ。やはりまだまだ冷たい川の水温。気合いの声をあげながらボートに乗り込んでいきました。

途中も元気に手を振りながら、掛け声で息を合わせてどんどん下流へと進んでいきます。ゴール地点に帰ってくると、なんとその手にカブが!どうやら、どんぶらこと流れてきたカブを拾ってきたようです。

2日間お世話になった鮎の里に別れを告げ、昼食会場である「里山カフェ杏」へ。Iターンでお店を始めたというオーナー様の話を聞きながら、庄原のおいしいランチをいただき、雑貨コーナーも見学させていただきました。

最後は庄原駅でワークショップ。「庄原ファンを増やすためにはどうすればいいか」というテーマで、2チームに分かれてそれぞれにアイデアをまとめていきました。自分たちが考える最高のツアー計画。広い庄原だからこそ、自由に組み立てができるレンタカープロジェクト。どちらも庄原のあったら良いなを可視化していました。

自分たちの考えがまとまるまで、もっと時間が欲しいと真剣な表情で求めてくれたのが印象的でした。そして、最後の感想で「また、来ます!」と力強く言ってくれたことがなによりの成果だったと感じました。また再会することを約束し、広島行きのバスに乗り込むのを見送りました。

3日間のプログラムを通して、参加者は地域の皆様のあたたかさに触れ、庄原における暮らしのリアルを肌で学ぶ有意義な時間となりました。最終日のワークショップにおける真剣な議論や、「次は2週間のインターンに絶対に来ます」という参加者の前向きな言葉は、本市の関係人口創出・拡大に向けた確かな成果であると捉えております。