「庄原さとやま留学『お試し留学』」は、中国山地に囲まれた田園風景が広がる庄原市で、地域の仕事や日々の暮らしを体験できる二泊三日のプログラムです。9月5日~7日、全国から3名が参加してくれました!
第2回目のお試し留学は、庄原市街地から車で約30分の西城地域をフィールドに実施しました。
【1日目】西城の町を自転車で散策
オリエンテーションで今回の留学で一緒になる仲間たちのことを知った後は、早速サイクリングで西城町を散策。しかし、突然の雨に見舞われ、みんなずぶぬれに…。それでも笑顔が絶えず、冒険気分いっぱいのスタートでした。
その後立ち寄った「洗心館」では、マスターが淹れてくれた熱いコーヒーと楽しいおしゃべりで心も体もほっと一息。
夜は「つちのこ邸」で地元の方や市役所の皆さん総勢18名と交流会。美味しいオードブルを囲み、初対面とは思えないほどにぎやかで、まるで親戚の集まりのような夜になりました。




【2日目】農業体験で、庄原の仕事を学ぶ!
朝6時半から「ひばごんファーム」でいちごの収穫&選果作業。ハウスに広がる甘い香りに包まれながら、丁寧に作業を学びました。
その後、会長の田盛さんの案内で道後山登山口の「月見ヶ丘」へ。ススキに囲まれた壮大な自然と、静かできれいな空気に留学生たちは感動!
お昼は「つちのこ邸」でのんびり過ごし、少しお昼寝タイムも。
午後は「大佐vignoble」で初めてのぶどう収穫に挑戦。農場主の峠本さんも驚くほど手際よく、作業が想像以上に進みました。時折訪れるお客さんの接客もお手伝いし、普段とは違うにぎやかな農園になりました。




【3日目】熊野神社散策と振り返り
「熊野神社」を「ツイハラの会」の岡田さんにガイドしていただきながら散策。そびえ立つ巨木群に圧倒され、神聖な空気を全身で感じました。
国指定天然記念物のトチノキを見学したあとは「やませみ」で地元食材のランチ。
最後は備後庄原駅でワークショップ。留学生たちからはマンホールカードや農家カードなどユニークなアイデアが市役所職員にプレゼンされました。
「また絶対来ます!」
そう言って笑顔で帰っていった3人。
今回の出会いは、きっとこれからも庄原とつながり続けていく始まり!
そんな物語がまた一つ、この庄原さとやまお試し留学で生まれました。




まとめ
今回の「庄原さとやま留学『お試し留学』」では、サイクリングや農作業、登山や神社巡りといった自然体験に加え、地域の方々との温かい交流が数多く生まれました。参加者は庄原の暮らしを肌で感じ、地域の魅力を自分の目で確かめながら、農業や文化を支える人々の思いに触れることができました。
短い期間ながらも、笑顔と学びにあふれた時間は、庄原への理解や関心を深めるきっかけとなり、「また来たい」という気持ちを生み出しました。こうした取り組みを通じて、庄原と関わる若者が今後さらに広がっていくことが楽しみになりました。
